シモヤブログ

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ノーベル文学賞のすべて(都甲幸治)

ノーベル文学賞のすべて

都甲幸治 編著

 

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「沢山本を読むぞ」と意気込み図書館に行ってみたが、何を読めばいいのか分からない。

一般教養と言われる名作でさえ実は読んだことがない。

そんな時に新入荷コーナーに置いてあったこの本に目が留まった。

 

毎年「今年の受賞者予想」がマスコミで取り上げられるが、これまでその選考、作家、作品に興味を持つことはなかった。

そもそも文学賞とはなんだ?世界一位の作家を決める大会?誰に決定権がある?

色々な疑問が浮かび読んでみることにした。

 

この本におけるノーベル文学賞自体についての説明は想像以上に少なかった。内容の大半を占めるのは作家の半生、代表作の紹介である。

しかしながら、ノーベルの遺言に残された「文学賞はもっとも卓越した理想主義的な作品を書いたものに与える」という文言。この曖昧な基準を満たす作品を探すため、まだ世界が簡単に繋がることができなかった時代に関係者たちが奔走し、時には政府高官たちも動いたという事実には驚かされた。また、日本人初の受賞者、川端康成の受賞までの経緯を知ると賞レースとは華々しくも残酷であることが分かる。

 

興味を持った作家、作品を以下に記録しておく。

 

カズオ・イシグロ 『日の名残り』『わたしを離さないで』

トーマス・マン  『ヴェニスに死す』

アルベール・カミュ『異邦人』『カリギュラ』『最初の人間』

アーネスト・ヘミングウェイ 『老人と海』『日はまた昇る

アリス・マンロー 『ディア・ライフ

J・M・クッツェー 『動物のいのち』

トニ・モリスン  『ビラヴド』『「他者」の起源』

サミュエル・ベケットゴドーを待ちながら

谷崎潤一郎    『春琴抄』『細雪

多和田葉子    『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』

グギ・ワ・ジオンゴ『泣くな、わが子よ』

マリーズ・コンデ 『わたしはティチューバ』

リュドミラ・ウリツカヤ『陽気なお葬式』

ジョン・バンヴィル 『海に帰る日』

マーガレット・アドウッド『侍女の物語』『誓願

ミラン・クンデラ 『存在の耐えられない軽さ』

マリリン・ロビンソン『ハウスキーピング』

残雪       『黄泥街』

ハン・ガン    『菜食主義者

サルマン・ラシュディ『真夜中の子供たち』

 

ノーベル賞受賞作家、惜しくも受賞を逃した作家、今後受賞が期待される作家。

この本で出会うことができた。